自分の内面を育てているんだ

内気の正しい解決のためには、内気について正しい知識を持ちましょう。内気について正しい知識は、内気の正しい解決方法を導きます。

 内気な子というのはね、黙っている時間に自分の内面を育てているんだとぼくは思います。クリエイティブな仕事につく人は、「子ども時代は内気だった、ひっこみじあんだった」っていう人が多いんですよ。

 なんでもテキパキできて、誰とでも話せるタイプの人って、そこできっといろいろ発散されるんでしょうけれど、内気なタイプは内面にいろんなものを抱えこんでしまいます。だからこそ、文章にしたり、絵にしたり、たくさんの本を読むことで発散させます。親の目にはボンヤリしているだけに見えても、空想の世界で自分を遊ばせているのかもしれない。その時間がいかに内面を豊かに耕しているか、もっと理解してほしいな。

 要領よく人とつきあうワザなんて、成長に伴ってある程度は身についてくるものです。でも、内なる世界をはぐくむことができる時期は、そんなに長くありません。今は損していることがあるかもしれませんが、もっと大切な力をつけているんだと思ったほうがいいですよ。

  内気もひっこみじあんも、その子のたいせつな持ち味です。それを否定せず、焦らず、ゆっくりと支えてあげてください。

 子どもの友だち関係が気になるなら、「もっとこうしなさい」と言葉でアドバイスするのではなく、同年代の子と過ごす場面を作ることが大事です。その中で人づきあいのスキルが身につき、ひいては「相手に合わせながら自分を出す方法」がわかるようになってくるのです。

 親といっしょに新しい体験を積み重ねることも、内気な子には必要なステップです。親が全部やってあげるのではなく、「いっしょに聞きに行こうか?」と誘って、見本を見せてあげるのです。

 そして、待ってあげることもたいせつです。たとえばスーパーで「○○ちゃん、パンどれにする?」って聞いても、内気な子はなかなか決められない。返事がないと「じゃ、メロンパンねー。きまりー」ってママが決めちゃう(笑)。でもね、その子のペースで答えが出せるまで、できる限り待ってあげてください。

 内気な子は、いろんな意味で時間がかかる子なんです。それを理解したうえで、ゆったり待ってあげてほしいですね。


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